元気プラン

転ばぬ先のバランス練習  私たちの体は脳からの指令で動いています。意識して体を動かすことで、脳を刺激して鍛えることができます。今回紹介する脳トレは、体を動かしながら頭も使う体操。普段することのない動きを取り入れて、脳の活性化を図りましょう。


健康長寿 脳トレ

1日40~60分の身体活動を

労働・家事・仕事などの生活活動とスポーツなどの運動を合わせて、身体活動と呼びます。18~64歳の人は1日60分、65歳以上の人は1日40分の身体活動を心掛けましょう。

体を動かすことで糖尿病、心臓病、脳卒中、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)、うつ、認知症などのリスクは下がります。判断力や注意力などの認知機能向上にも有効だと多くの研究から明らかになっています。

大切なのは「今より10分多く体を動かすこと」。健康寿命を延ばすポイントです。

意識しながらウオーキング

 ウオーキングは気軽に取り組める運動ですが、何も考えずに歩いているだけでは効果が得られない場合もあります。ポイントを考えながら実践すれば、これも立派な脳トレです。

頭と体を同時に使おう

運動しながらの引き算やしり取りなど、脳トレの基本は頭と体を同時に使うことです。初めての事や新しい刺激に対して脳は混乱を起こしますが、その混乱こそが脳を活性化すると言われています。達成することを目的とせずに、新しい刺激を楽しみながら挑戦してみましょう。

集団で脳トレに取り組むと、あちこちで笑いが起こり、和やかな雰囲気になります。うまくできなくても大丈夫。笑うことで、気持ちも体もリラックスします。「うまくできない」と感じることは、もうすでに頭を使っている証拠です。

運動1グーパー指折り

  1. 両手をグー、パー。ギューと握ってから指先に力をいれてしっかり開く
    グーパー指折り
  2. 両手で指折り。親指から順番に折っていき、小指から開いていく
    グーパー指折り
  3. 右手はグーパー、左手は指折りの動作を同時に行う。左右を変える
    グーパー指折り

運動2腕振りじゃんけん

  1. ひじを曲げてその場で腕振り。座ってもよい
  2. グー、チョキ、パー、両手を同じ形にして順番に出しつつ腕振り
  3. 前方の手がいつも勝つように出して腕振り
    (1)前がパーで、後ろがグー
    (2)前がチョキで、後ろがパー
    (3)前がグーで、後ろがチョキ
  4. その場で足踏みしながら③を行う

運動3足し算じゃんけん(2人以上)

  1. 「じゃんけんぽん!」と大きな声で言いながらじゃんけん
  2. グー=10、チョキ=20、パー=50と数字に置き換え、足した数を素早く、大きな声で言う
  • 両手じゃんけんにもトライ
  • グー=100、チョキ=200など、数字の桁数を変える
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