介護を考える

知っていますか? 介護保険

群馬県の高齢者人口

内閣府の調在によると県内の高齢者 (65歳 以上)人口は平成26年では52万9千人で、高齢化率は26.8パーセントになっています。さらに県の推計によると平成37年には、高齢化率が31.3パーセントになり、要介護・要支援認定者数は、平成21年度の約7万6千人から平成37年度には約12万7千人になるとも推計されています。

このことは、介護を受ける側か、する側かはともかく、県民のだれもが「介護」という現実にいつかは直面するということになります。その時に役立つのが「介護保険制度」です。この制度は平成12年4月から始まりました。

介護保険とは?

誰もがいつまでも、元気で健康で過ごしたいと願っています。しかし、高齢になった時に病気で寝たきりに、認知症で介護支援が必要になるかもしれません。また、ご自分や配偶者、同居や別居の親に介護が必要になった時に、家族だけで支える自信がありますか?

介護保険制度は、誰もが安心して老後の生活を送れるように、社会全体で介護を支え合い、必要な介護保険サービスを総合的にまた一体的に利用できる仕組みです。

介護保険の仕組み

簡単に説明すると、40歳以上64歳以下で医療保険に加人している人と65歳以上の人全員が被保険者として保険料を支払い、これが介護保険サービスを運営する財源になります。65歳になると被保険者証が発行され様々な介護サービスを自己負担はあるものの受けられることになります。そして、その運営は市町村が行っています。(下記図参照)

介護保険制度のしくみ

介護サービスを受けるには

介護サービスを受けるためには、各市町村の窓口で要介護認定の申請をして、要介護認定を受けることが必要です。その要介護認定の結果によって受けられる様々な介護保険サービスの中から、いつ、どこで、どんなサービスを、どの事業者を利用して受けるかを選択します。

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