いきいきらいふ

「アットホームな雰囲気の中で、快適に安心して老後を過ごしたい」と考えている人にピッタリの施設が、太田市藪塚町にある。医療法人社団三思会が運営する介護付き有料老人ホーム「ブルーメンハイム・トーホー」で、90人余リの入居者たちが豊かなシニアライフを送っている。最近は「終(つい)のすみかに」と入居を希望する人も増えており、介護と医療の見事な連携がサポートの原動力となっている。


緑豊かな自然の中で 老後を…!

平成元年にオープン

周囲の緑とのコントラストが美しいブルーメンハイムの外観

 オレンジ色の屋根に白い壁。藪塚温泉郷の一角に、ドイツ郊外で見かける家々に似た建物が、4棟並んで建っている。周辺を囲む緑とのコントラストが実に美しい。「ブルーメンハイム」は、ドイツ語で「花の中にある家」を意味するのだという。

「花に囲まれたわが家で、人居者一人一人が家族の一員として、充実した人生の円熟期を過ごしてほしい―。そんな願いを込めて平成元年に開設しました」と、事務長の下畑要忠(としただ)さんが教えてくれた。

当時としては珍しい介護付き有料老人ホーム。県内では草分け的な存在である。

看護師が24時間常駐

ベッド数はショートステイを含めて130床で、個室を中心に夫婦部屋、4人部屋を合わせると90室を備える。自立者から要介護者まで幅広く受け人れており、希望があれば「みとり介護」も行っている。「看護師が24時間常駐しているので、緊急時には速やかに対応できますし、一人一人に合った介護や看護を提供しています」と、施設長の闘岡(つぶらおか)聡子さんは話す。

事務長の下畑さん(左)と施設長の圓岡さん

現在の入居者は62歳から100歳まで92人で、平均年齢は85歳前後。開設直後から入居している人も3人いる。「元気な人には介護予防を、要支援や要介護の人には安心して毎日を過ごせるよう介護や医療を施しています」と園岡さん。担当スタッフ制度を導入しており、入居者の好き嫌いや趣味、生きがいなどを知り尽くした上で、心に沿ったケアを行っている。

入居者同士の交流も

プライバシーが守られた静かな部屋からは、四季折々の景色が窓外に広がる。一方、共有スペースを利用して、入居者同士の交流も活発に行われている。「“豊かに、楽しく、美しく”が当施設のモットーです」と下畑さん。毎楽しく過ごしてもらえるよう、季節に合わせたイベントや買い物ツアー、毎日のダンベル体操など、企画にもエ夫を凝らす。カラオケやゲートボール、コーラスなどのクラブ活動も活発で、発表会も行われている。当施設では体験入居(最長30日間)を行っているので、入居を考えている人はぜひ雰囲気を体感してみることをお勧めしたい。

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