元気プラン

シニア世代の 健康づくり 年齢を重ねても動ける 体づくりを目指しましょう

階段を上がるのにすぐに息が切れてしまう。人と歩いていて自分だけが遅れてしまう。

こんな症状に思い当たる人は、加齢による筋力の低下や筋肉の柔軟性の低下が疑われます。一般的に筋力のピークは20~30歳といわれ、毎年1%ずつ減少していくといわれています。また、柔軟性も失われていく事で関節可動域(本来関節を動かすことができる範囲)が狭くなり、転倒や骨折のリスクが高まります。

運動器(体を支える骨や筋肉)疾患は、健康寿命にも影響を及ぼします。健康寿命とは、「心身共に健康で自立した生活を送ることができる期間」をいいますが、男性は平均寿命80.21歳に対して健康寿命は71.19歳(その差は約9年)、女性は平均寿命86.61歳に対して健康寿命は74.21歳(その差は約13年)と健康寿命の方が短いのです。健康寿命を短くする要因の1つが、この運動器疾患になります。筋力・柔軟性の低下が、体のゆがみを引き起こし膝痛や腰痛につながり、さらなる筋力・柔軟性の低下へと進む悪循環に陥ってしまうのです。しかし、この悪循環は自分に合った筋トレやストレッチを取り入れる事で改善することができます。今からでも遅くはありません。健康寿命を少しでも長くするするためにも、一生動ける体づくりを目指しましよう!


健康寿命を長くするためのストレッチと筋トレ

 
椅子での下肢ストレッチ
片方の大腿の上に反対の足を乗せ、膝を外に開き背筋を真っすぐにして上半身を前に倒す。
片足を椅子から降ろし、膝先を後ろに引く
立位での筋トレ
体を正面に向け足を横に持ち上げる。つま先は正面を向けてお尻の横を意識する。
体を真っすぐな姿勢に保ち、片足を後ろに持ち上げる。膝はしっかり伸ばしお尻の後ろを意識する。
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