BMIからみた
健康づくり
BMI(ボディマスインデックス)体格指数
健康管理の一つの目安としてBMIがあげられます。BMIとは体重と身長の関係から算出される肥満度を表す体格指数です。日本肥満学会ではBMI22の体重を標準体重(統計的に最も病気にかかりにくい体重)としています。
低体重に注意
今回は低体重に目を向けてみましよう。BMI18.5未満は低体重となります。近年では若年者や高齢者の捜せが増えており、さまざまな身体的影響の問題が出ています。低体重の人は低栄養や低体力となり、免疫力の低下に伴い病気になりやすいなどの身体への負担が大きくなりますので、注意が必要です。
若年者では、「美容を気にして食事を極端に制限」したり、「ばっかり食べ(好きなものばっかり食べている)」や「休日でも外出せずに、室内で過ごすことが多い」という人は注意が必要です。高齢者では、「3食取っているが、量が少なくたくさん食べられない」「顎の力が少なくなり、よくかめない」といった食事の悩みや、「膝や腰などに痛みがあり動くのがおっくうになった」など、整形的な不安要素も低体重を招く原因となります。
サルコペニアとフレイル
筋力・筋量の低下や歩行速度の低下といったことからサルコペニア(筋肉喪失)という状態が診断されます。またそれらに加え、体重減少、著しい疲労感や活動度の低下がみられる場合には、フレイル(加齢症候群)と診断されます。
サルコペニアを知る簡易的な方法「輪っかテスト」
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人差し指と親指で輪っかを作ります。
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できた輪っかを利き足ではない方のふくらはぎの一番盛り上がっているところにあてます。(座った状態でふくらはぎには力を入れずに)
隙間ができてしまい、指を重ねることができるのは筋量が少ないことを示しています。
※むくみがある人には有効ではありません。
健康寿命を少しでも長く
不活動や低栄養、さらに加齢や疾患により、筋肉が減少することで生活の質は大きく変わってしまいます。より良い生活、より良い人生を送るためにも少しでも健康寿命を延ばせるよう日々の生活の中で「こつこつ体を動かす」習慣をつくりましょう!!
始めてみよう!じっとしている時間にちょこっと運動
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5~10回を1セットとし、1日に3セットを目標に
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運動は続けることが大切です
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下半身の筋肉は全身の約7割を占めているため、足腰を意識的にトレーニングすることをおすすめします