転倒予防の
体づくり
皆さん、転んだりつまずいたりした経験はありますか。転倒歴がある人の転倒骨折リスクは3倍。転倒した際に骨折する率は加齢とともに高くなり、要介護と認定される原因のワースト5で、割合では約10%を占めています。
転倒の原因としては、運動能力の低下、視覚・感覚機能の低下、服薬の影響によるめまいやふらつきなどがあげられます。
また、閉経期後の女性は、女性ホルモンの減少とともに骨粗しょう症になりやすく男性よりも骨折しやすくなります。転倒骨折の部位は、上腕部や手首・腰部・股関節周辺などです。特に大腿骨頸部骨折の約8割は女性で、歩行困難になり2割の人が寝たきりの状態になります。転倒骨折は動くことへの自信を無くし閉じこもりのリスクもあり、精神的なダメージは計り知れません。
転倒防止のためには、正しい姿勢を維持する抗重力筋の強化とストレッチ、丈夫な骨を保つための栄養補給や適度な日光浴(ビタミンD)、服薬管理が大切です。
「転ばぬ先の杖[つえ]」まだ大丈夫と思わずに今から予防しましょう。
バランス力アップの筋肉強化
地面に設置する足底の筋肉からお尻や背中の筋肉まで順番に鍛えていきましょう。筋肉に疲れを感じる程度行うのが効果的!週に2~3回の実施を目指しましょう!
骨を強くする栄養補給