健康寿命を伸ばす ~動こう・歩こう~

健康運動指導士
指導 健康運動指導士 園城 朋子さん

群馬県立心臓血管センター勤務
群馬県スポーツ協会・
スポーツ指導者競技会所属

JAFA公認ADI
元気に“動こう・歩こう”実践リーダー

意識的にからだを
動かす習慣が ありますか?

元気にからだを動かすことで、肥満や生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症)心臓病、脳卒中、ガン、ロコモティブシンドローム、フレイル、うつ、認知症などになるリスクを下げることができます。

「働き世代」「高齢者」それぞれ年代により望ましいとされる身体活動の基準が示されています。

身体活動量を測る一番身近なものとして歩数があげられます。

まずはご自身が1日にどれくらい歩いているのか、歩数を確認してみましょう。

  • 20~64歳男性では→あと約3000歩
  •   〃 女性では→あと約1500歩
  • 65歳以上男性では→あと約 700歩
  •   〃 女性では→あと約2000歩

身体活動量を
少しずつ 増やしていきましょう

群馬県は、車社会といわれる土地柄か、歩く習慣が全体的に少ない傾向にあります。

働き世代は時間をみつけて積極的にからだを動かす、65歳以上の世代は生活活動(家事や買い物、家庭菜園など)の中でこまめにからだを動かす、といったようにどの世代でもからだを動かすことを「習慣化」することが大切です。まずは今より10分長く歩くことから始め、週1回、週2回…と増やしていきましょう。

生活リズムや体力と相談しながらですが、具体的には、1 回30分以上の運動を週2日以上行うことが望ましいとされています。

歩行を工夫 してみよう

家の中での移動やショッピングモール・スーパーなどでの買い物をしながらの歩行、犬の散歩等に比べ、20分間などと目標を決めて歩いたり、速足で歩くのとでは、それぞれ運動強度に違いがあります。

また腕振りの大きさや、歩幅の広さでも連動強度が変わってきます。

通常、家の中や日中間に座位姿勢で仕事をされている方(通勤時等含まない)の歩数は3,000歩未満の場合が多いとされます。そうした場合一日の身体活動量が低値という事がわかりますね。

歩行は全身運動にもなります。ご自身の体カや運動習慨に応じ、意識的に大きく腕を振ったり、速足で歩いたりするなど、元気にからだを動かす工夫をしましょう。

★歩く前のウォーミングアップ★
★歩いた後のクールダウン★

  • お問い合わせは日本健康運動指導士会群馬県支部(県立心臓血管センター内)
    tel 027-269-7455(内線8332)
  • 運動はかかりつけの医師の指導のもと適切に行いましょう。
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上毛新聞社営業局「元気+らいふ」編集室
FAX.
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