自宅生活での運動
お椅子ストレッチで
背骨を整えよう
指導
健康運動指導士
斉藤 智子さん
群馬県立心臓血管センター
ステイホームの影響で、以前より自宅生活の時間が多くなった方が多いと思います。
歩数が減った。体重が増えた。体力が下がった。体が硬くなった…。運動不足により色々な症状が出ます。運動は疾病予防にも悪化予防にも繋がる大切な生活動作です。
今回は食卓の椅子を使って毎日行ってほしい基本的な「お椅子ストレッチ」を紹介します。
椅子に座って骨盤を安定させたうえで、背骨をしっかり整えていきましょう。
ストレッチとは
筋肉や靱帯を伸ばす運動の総称がストレッチです。「静的ストレッチ」と「動的ストレッチ」があります。「静的」は関節を伸ばして止める方法です。筋肉を伸展していくと、筋肉は縮もうとする働きが生じますが、10-20秒以上伸ばされるとその働きが解除され、伸展が進みます。関節の「ストレッチ」はこの「静的」が体を調整し、整えるためには大変役立ちます。「動的」は「ラジオ体操」などで、伸展しながら関節を伸ばす方法です。
運動方法
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ポーズを20秒静的保持します
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「ふー」と息を吐きながら、力を抜き伸びている部分を感じましょう
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体を起こすときには腰痛予防のため、背中からゆっくり起こします
さあ、レッツエクササイズ。動作をチェックしながら体と「会話」して進めてください。
朝の体のこわばりや、仕事をした後の体のメンテナンスにレッツエクササイズ。マメに行っていきましょう。